10日間の<北海道ツアー>を終えて、戻って参りました。
旭川・市民文化会館で『猟銃』を公演して・・・そこから始まったツアーでした。富良野・小樽・札幌・そして再び旭川へ戻り、隣町の鷹栖町・<メロディーホール>でギタリストの坂元昭二氏とのジョイントで、すべてを終えました。
出発時は私と台風とどっちが先?・・・なんて感じでしたが『お先に〜』でした。全国的に行われていた『井上靖100周年記念』イベント。私にとっては旭川が最後になりました。静岡でも開催しただけに、井上氏が思いを寄せられていらっしゃる生誕の地で『猟銃』を公演することは私の悲願でした。ほとんど満席で無事終える事が出来ました。なんと! 盲導犬君までもがおとなしく聞いてくれて・・・感激です。
富良野では個人のお宅で坂元氏と新しい短編をリーディング。その後<演劇工場>なる素晴らしい劇場を見学。倉本聡氏の役者に対する細かな配慮があちこちに熱くこめられているホールです。小樽へ移動の直前<富良野プリンスホテル>脇の「ニングルテラス」を散策・・・「ニングル」なる森の妖精と出会えたように感じました(笑)。あまりにも感性の欠落した刹那的なこの世の中で、束の間、物語の世界に立ち止まれた事幸せでした。富良野はそんなお話が生まれるのにぴったりの場所です。小樽は文学館でカンテレ奏者のあらひろこさんと扇柳とーるさんとのレトロな雰囲気でのリーディング〜札幌は初対面の<馬頭琴>奏者・嵯峨治彦さんとあらさんとの「大光寺さん」での<お寺deコンサート>。本道満席。若い僧侶の方々も沢山集まって聞いてくださいました。休憩時間、嵯峨さんから‘ホーミー’のコツを教えて頂き・・・‘見込みありそう’のお言葉に、夜な夜なホテルのお風呂でハマリマシタ。

かなりのハードスケジュールでしたが・・・沢山の方々の支えの元・・・また新たな出会いを頂きました。
小刻みに時間調整をして、『旭山動物園』も立ち寄り小菅園長にお目にかかれた事は、なんと幸いな事! 園長曰く『動物園は見る所ではなく、働く場所ですよ・・・楽しいですよ!』ニコニコとお話になる横顔を拝見しながら、日本も未だ捨てたものではない!と心がホカホカになりました。コツコツと努力と体力を惜しみなく動物たちの為に注いでおいでの園長とスタッフの皆様方・・・その精神は様々な事につながり、私の中で大きく広がりました。

井上靖記念館の皆様・ナナカマドの会の皆様・アーリータイムスの皆様・富良野の皆様・小樽の文学館の館長・大光寺のご住職及び皆様・旭川地ビール館の皆様・鷹栖メロディーホールの皆様・そしてずっと移動を共にして下さりボディーガード??をしてくださったタンクさん! 初めてお目にかかった沢山の北海道の皆様〜本当にお世話になりました!
また、必ずお訪ねします。今度は‘ナナカマド’の花の季節に。

*今月の写真は旭山動物園・シロクマさんです。

2007年9月18日 Terumi Niki

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