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東京は、すっかり「梅雨」のまっただ中・・・。
新聞TVのタウンニュース欄では 雨具グッズの売れ行きが極めて良い!とか。そういえば最近レインシューズを履いている若いお嬢さんがやけに目につきます。
少し前までは「こんなに土砂降りなのに・・・パンプス履いて出勤!?」とビショビショ足に眉をひそめて眺めたものでした。私は、雨降りは長靴派。2〜3年前に横浜のデパートでちょっとお洒落なレインシューズがあったので買い求めて、雨の日は楽しんでいたのです。ブームの先端だったかな? わたしの子供の頃は<長靴に傘>は当然の装い。赤だの黄色だのブルーだの雨の中で色とりどりのゴム長靴のオンパレードでした。
そんな懐かしさが一瞬よみがえってきたような・・・それ以上に素敵な柄のゴム長風のレインシューズが流行りだして・・・きっと学生の頃は「みっともない、長靴なんて!」と言っていた人達なのでしょう。大人になって、しっかり長靴を楽しんでいる。時代の流れ、というか・・・流行り、というか・・・人間ってイヤ日本人ってつくづく面白い!

ところで、私は東京が梅雨入りする直前、秋田・角館へ行って来ました。
私の詩をパンフレットに掲載してくださっている『株式会社ローズメイ』の秋田工場見学に連れて行っていただいたのです。化粧品を中心に蜂蜜・ロイヤルゼリー・ジャム等を販売している、私の大好きな会社です。
ちょうど、ローズウオーターを抽出する為のダマスクローズという薔薇の花が真っ盛りの時期でした。
新幹線で盛岡まで行き、在来線のレールを使って角館へ。ちょうど数日前に岩手・宮城地震が起きたばかりで・・・栗駒辺りを走りながら・・複雑な思いでした。私たちも、いつ余震に遭遇するか。被災された方々の思いが重なりました。

お陰様でお天気にも恵まれて、その晩は角館に一泊。翌朝は早起きでした。車で30分ほどの工場へ向かいました。
まず、ダマスクローズの花摘みを体験。花を何キロも摘んでも、そこから採取できるローズウオーターはほんのわずか・・・。その後は工場敷地内にある養蜂場へ・・・蜂に刺されないようにしっかりネットを被り、白衣を着て(蜂は黒いものに反応)蜂さんとご対面。「ホラ、そこに女王様がいますよ!」と教えていただいても、たくさんの蜂の中から見つけることは難しい・・・。あっという間に飛んで行ってしまわれたぁ〜(笑)。
そばに置いてある遠心分離機から蜂蜜がトロリと分けられて・・・指に取り、舐めてみると「うむ、まさに摂りたてほやほやの蜂蜜!」でした。
室内ではポルトガル製のローズウオーターを摘出する機械を見たり、手作業でオレンジジャムが作られる工程などを見学。・・・早起きは『3文』以上の得をしました。
種をまき、作物を作り、花からの露を肌になじませ、鳥の卵をいただく・・・なんて穏やかな流れでしょう。自然からのいただき物を感謝しながら、足るを知って食する・・・そんな謙虚な心が今の私たちにはあまりにも欠落し過ぎている・・・。
6月の、緑に囲まれた角館の郊外で心をほっこりさせながら、自然界の忠告を聞いた私なのでした。

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2008年6月26日 Terumi Niki

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