二木てるみ(にきてるみ)
女優

1949年5月11日・東京都世田谷生まれ。


三歳で映画界入り。黒澤明監督「七人の侍」に農民の子の一人として作品に参加。
五歳のとき久松静児監督「警察日記」に出演。その才能を絶賛され、その後同監督作品に多数出演。
1965年、再び黒澤監督とめぐり会い「赤ひげ」のおとよ役で第16回ブルーリボン助演女優賞を史上最年少で受賞。
1987年、NTV「赤い夕日の大地で」でギャラクシー賞個人賞を受賞。
以後、映画、テレビ、ラジオドラマ声優などの分野で幅広く活躍。
最近では、新藤兼人監督「三文役者」、熊井啓監督「日本の黒い夏・冤罪」中原俊監督「コンセント」、福岡芳穂監督「空が近い」などの映画や蜷川幸雄演出「近松心中物語」の舞台に出演。

2005年、NHK大河ドラマ『義経』の比企尼役で出演中。

役者の原点でもある「語り」をライフワークとして大・小のステージで分野の違う人々ともジョイントを続け、02年より立教女学院短期大学の講師として幼児教育科の学生対象にした「自己表現」についての講義を受け持つなど、その活動の場を広げている。

03年フォトエッセイ《あなたを見ていると、子供の頃を思い出します》出版。
デビュー後、昭和の日本映画黄金期に活躍した久松、黒澤監督などとの出会いや、テレビ草創期の撮影エピソード、意欲的に活動している「いま」に至る五十年を数々のなつかしい写真と自身の文章で綴った等身大の一冊。

【主なテレビ出演】
NHK「金魚を忘れた子」(開局番組)
64年「次郎物語」、「おはなはん」
79年「マー姉ちゃん」、「信子とおばあちゃん」
日本テレビ61年「縁」
68年「花しぼり」、フジテレビ61年「朝子の子どもたち」
71年「艶歌・涙の河をふりかえれ」
73年「あした天気に」
77年「女の顔」
86年「カネボウヒューマン・赤い夕日の大地で」
ほか多数。

【主な映画出演】
54年 七人の侍
55年 警察日記・おふくろ・渡り鳥いつ帰る・月夜の傘・続警察日記
56年 雑居家族・愛情
57年 母と子の窓
58年 母三人・つづり方兄弟・怒りの孤島
59年 僕らの母さん
61年 かあちゃん
65年 赤ひげ
66年 白鳥
67年 伊豆の踊り子
68年 孤島の太陽
70年 幕末
74年 樺太1945年・夏氷雪の門
79年 がんばれ!! タブチくん!!(アニメ、声)
80年 がんばれ!! タブチくん!! 激闘ペナントレース(アニメ、声)
85年 絶唱母を呼ぶ歌 鳥よ翼をかして
86年 春駒のうた・旅路/村でいちばんの首吊りの木
87年 街は虹色子ども色
88年 TOMMRROW/明日
91年 よし!俺がやる!
その他多数。

【最近の作品として】
●映画
00年 新藤兼人監督「三文役者」
02年 熊井啓監督「日本の黒い夏・冤罪」
02年 田口らんでぃー原作「コンセント」
04年 YOSHI 原作・監督「Deep Love」
●舞台
01年 蜷川幸雄演出「近松心中物語・それは恋」 
02年 声とクラリネットのコラボレーション「記・・憶・・の・・色」/女優生活50年記念コンサート 
03年・青山 ドラマチックリーディング「記憶の色?」/猟銃 ( 井上靖 原作 ) 04年・川越、沼津
04年・青山 池田昌子&二木てるみ IN 青山/おやすみ(「ニシノユキヒコの恋と冒険」より 川上弘美原作) 
などに出演。

【著書】
フォトエッセイ『あなたを見ていると、子供の頃を思い出します』
2003.7.1 けやき出版より刊。